皆さんは、薬膳料理と言ったらどのようなイメージがありますか？健康に良さそうや苦そうなど様々かと思います。先日、大阪天満宮のすぐ裏にあるお粥カフェ＜葛宝＞へ行ってきたので、さっそくその様子をリポートしていきます。
薬膳料理とは
薬膳とは中国発祥の料理や献立のことで、疾病予防や健康保持のための養生法です。漢方の理論に基づき、季節やその人に合った、正しく組み合わされた食材を食べることで、免疫や自然治癒力を高める効果があるのだそう。病気になる前に身体のひずみを整え、体調を良い状態に保ち、病気にならない体作りをするための料理。それが薬膳料理なのです。
中国で毎日食べられる葛粥とは
日本ではお粥といえば体調が悪い時や、胃腸が弱っている時に食べるというイメージがありますが、中国では健康や美容のため朝食にお粥を食べることが多いそうです。そして葛は血行促進や発汗作用に効果があり、体温を上げて免疫力を向上させてくれるので、滋養強壮として昔から用いられてきました。
また中華粥は日本のお粥と作り方が異なり、米粒の原型が無くなるまで長時間煮込みます。お米だけでなく生姜や鶏肉、魚介類などのさまざまな具材を入れて煮込むので、バリエーションも多く飽きることはないでしょう。
健康のためには身体を温めることが大切だと考えられているので、栄養が豊富で消化にもいいお粥は、素晴らしい食べ物なのです。
ちなみにこちらのお店で使用されている葛は、スタッフの方が実際に和歌山県で栽培されているそうです。
お粥カフェ葛宝のお粥メニュー
- ピータンと豚肉のお粥セット
- 鶏肉のお粥セット
- 野菜のお粥セット
- セロリとなつめのお粥セット
- 海鮮のお粥セット
- 魚のお粥セット（前日までに要予約）
私はこの中でピータンと豚肉のお粥セットを頂きました。セットの中にはお粥の他にミニ春巻き・ザーサイ・葛宝プリン（もう1品チヂミのようなものは何かわからなかったです。。）どれも本当に美味しかったです。
事前に公式サイトから席の予約も可能
店内は割と広くテーブルもたくさん並べられていましたが、平日のお昼時に行ったこともありほぼ満席でした。公式サイトから人数や来店時間を入力すると予約も可能ですので、心配な方は事前に予約しておくことをおすすめします。
メニューはもちろん、テーブルやお手洗いのドアまで手描きでかわいらしい絵が描かれており、料理を待っている間も眺めているだけでとても癒やされました。
営業時間とアクセス
まずは営業時間から 月〜金：11：30〜15：00（ラストオーダー14：30）、17：00〜20：00（同19：00）
定休日：土・日・祝・祝前日（土曜は営業の場合もあるので事前に確認要）
なお、上記は今現在の緊急事態宣言下での営業時間になっております。
アクセスは次の通りです。
- JR東西線：大阪天満宮駅③出口から徒歩2分
- 大阪メトロ谷町線：南森町駅出口から徒歩2分
出口を出て右方向へ歩き、最初の角を右へ曲がる。突き当りに大阪天満宮の入り口が見えるのでその手前にある右側角にあります。鮮やかな緑の屋根が目印★
周辺情報
ランチを済ませた後はせっかくなので、周辺を観光されてはいかがですか。大阪天満宮駅周辺には人気や定番の観光スポットから穴場の場所まで見どころがいっぱいです。
おすすめスポットその①大阪天満宮
学問の神様、菅原道真公がお祀りされていることから受験生が多く参拝されますが、大阪の守り神として1000年を超える歴史のある神社です。願い玉を投げての願掛けや、少し変わったユニークなお守りなどもあります。
おすすめスポットその②天神橋筋商店街
お腹がいっぱいになった所で散歩がてらぜひ訪れて欲しいのが、長さ約2.6kmもある日本一長い商店街、天神橋筋商店街。こちらには雑貨店や物販店、飲食店にカフェなど様々なお店がありますので、歩きながら見ていると、素晴らしいものを発見する可能性があります。
またおしゃれなアフタヌーンティーセットが食べられるカフェもありますので、食後のデザートや休憩に訪れてみるのも良いかも知れません。
西洋茶館 大阪市北区天神橋4−6−14 営業時間10：00〜（無休）
おすすめスポットその③大阪くらしの今昔館
天神橋筋商店街の1画にある、大阪市立住まい情報センタービル8階に大阪くらしの今昔館というミュージアムがあります。ここでは江戸時代から明治・大正・昭和へと大阪の街や住まいがどのように発展していったのかが体験でします。実際に着物やかつらを着けて、江戸時代の町並みを歩けますので、タイムスリップをしたような感覚を味わえます。
大阪くらしの今昔館 大阪市北区天神橋6−4−20 開館時間10：00〜17：00（16：30までに入館） 入館料 大人600円、高・大生300円（学生証要）中学生以下無料 休館日→火曜日、祝日の翌日、第3月曜日、年末年始、その他臨時休館あり
まとめ
いかがでしたでしょうか。大都会ながら下町の雰囲気もある天満には、まだまだ紹介しきれていない、魅力的な場所がたくさんあります。天満で美味しい中華粥を食べて身体を健康にし、天満宮参拝や商店街散策などをしながらまた新しい発見を楽しんでみてください。
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