食べてもよい添加物と避けるべき添加物はどれ?

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私たちの食生活の中に必ずあり、切っても切り離せないと言っても過言ではない食品添加物。

保存期間や味の向上のためなど、食品に添加物が全くないと困りますが、摂りすぎると私たちの健康にリスクを及ぼす可能性がある・・・現代の食生活では、すべての食品添加物を避けて生きていくのはとても難しいです。

ではすべての添加物を受け入れて我慢するしかないのかと思った方、添加物の中には食べても大丈夫なものとそうでないものがあるんですよ。

今回は食品添加物の中でも、摂取しても問題のないもの、なるべく避けるべきもの、絶対に避けるべきものなどに段階に分けてお話していきます。

ぜひじっくりとお読みいただき、今後のお買い物の参考にしてみてください。

なつたび

食べ続けても問題ない添加物もあるんだなぁ・・・

目次

食べてもよい添加物は

ビタミンCやE(飲料・冷凍食品など)

食品は空気中の酸素に触れると酸化し、色や風味が変わってしまったり栄養価が低下してしまいます。こうした変色などの品質低下を防ぐために使用される添加物が「酸化防止剤」。食品に代わって自身が酸化されることにより、食品を守る役目をしています。

酸化防止剤として特によく使われるのがビタミンCやE。これらは毒性がきわめて弱く、レモンやいちごなどの果物、小麦胚芽に含まれる栄養成分なので摂取しても問題ありません。

原材料豚ばら肉、砂糖、食塩、卵たん白、植物性たん白、香辛料
リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)
発色剤(亜硝酸Na)、コチニール色素
商品ラベルの例

塩化マグネシウム(豆腐・厚揚げなど)

豆腐用凝固剤として使われる塩化マグネシウムは「にがり」の主成分で、海水に含まれるものなので安全です。海水から食塩を分離し、その残りがにがりで昔から日本の食生活で使われてきました。

にがりは水に溶けやすく凝固反応が早いので、豆腐に含まれる大豆の甘みを引き出し味をしっかりと味わえます。またマグネシウムは重要な栄養素で、私たちのからだに必要不可欠なもの。

ただし必要だからといって大量に摂りすぎると下痢になるなど、消化器に影響を及ぼすので過剰摂取には気をつけてください。とくに乳幼児から小児のお子さんはマグネシウムが一般的に足りているので、摂取するときは注意してください。

原材料丸大豆(国産)/凝固剤(塩化マグネシウム(にがり))
商品ラベルの例

乳酸カルシウム(煮豆・フルーツ缶など)

甘い金時豆やうぐいす豆など種類がいろいろある煮豆ですが、栄養強化剤として乳酸カルシウムが使用されています。乳酸カルシウムはとうもろこしや砂糖大根など植物を原料にして作られているので安心ですね。

乳酸にカルシウムを加えただけのシンプルな添加物で、カルシウムを補給する栄養強化を目的に使われています。酸なので保存効果も高められ、フルーツ缶の果実の身くずれを防いだり、食感を保つ目的でも使用されています。

他にも乳酸カルシウムはベーキングパウダーの原料になったり、キシリトールガムなど虫歯予防のためのシュガーレス食品にも使われているんですよ。

原材料グレープフルーツ、砂糖/乳酸カルシウム
商品ラベルの例

クエン酸(梅干し・山菜の水煮など)

クエン酸はレモンなどのフルーツや柑橘類の酸味が主成分で、清涼飲料水やジャム・キャンディー・梅干しなど、あらゆる食品にさわやかな酸味を加える酸味料の目的で使用されています。

また食品を適切なph領域(酸性・アルカリ性の度合いを決める数値)に保つことができ、結果的に保存性を高めるはたらきもしているんですよ。

酸味料やph調整剤としてさまざまな食品に使われていますが、添加物としてのクエン酸の原料は糖蜜やデンプンからできているので、安全性に問題はありません。

ただ知っておくべきなのは、パッケージの表示が「クエン酸」ではなく、「酸味料」となっている点です。
じつは酸味料はクエン酸だけでなく全部で20種類以上あり、どの物質が使われているのか個別に表示されていません。(一括表示)

酸味料の中には避けたほうがよい物質もありますが、私たちにはラベルから判断できませんので、心配な方は多くの添加物が入った商品を避けるようにしましょう。

原材料食塩、はちみつ/ソルビット、酒精、酸味料
調味料(アミノ酸等)、甘味料(ステビア)
商品ラベルの例

避けるべき添加物は

亜硝酸ナトリウム(加工肉・明太子など)

用途使われている商品
・色をきれいに保つ発色剤として
・臭みを取り、風味を作り出す
・食中毒菌の繁殖を抑える
ソーセージ・ハム・ベーコン・明太子・
たらこ・いくら など

以上のような目的で使用される亜硝酸ナトリウムですが毒性が強く、食肉に含まれる物質と結びつくと、体内で発ガン性物質に変化するそう。

場合によっては青酸カリほどの毒性を持ち、長期間食べ続けるとがんになる可能性もあると言われています。
なるべく皆さん、とくに妊婦さんや小さなお子さんは、亜硝酸ナトリウムが入った食品は避けるようにしましょう。

原材料豚肉、玉ねぎ、牛脂、食塩、砂糖、香辛料
/調味料(アミノ酸等)、リン酸塩、発色剤(亜硝酸Na)
商品ラベルの例

アミノ酸(カップ麺・漬物など)

用途使われている商品
・うま味成分を出すため
・かつお節やこんぶでダシをとる必要がない
・食材本来の味を引き出す
インスタント食品・スナック菓子 など
その他食品全般

インスタントラーメンのスープなどに入っている調味料は、L-グルタミン酸ナトリウム(ほぼ味の素)をメインに配合されていることが多く、表示では「調味料(アミノ酸)」となっています。

一般的に売られているありとあらゆる食品にアミノ酸が使用されており、毒性はそれほど強くないといわれていますが、一度に多量に摂るとからだが処理できず、神経細胞に影響を及ぼすことも。
動機やめまい・からだのしびれ・のぼせなどの症状があらわれる人もいるので、過剰摂取には注意が必要です。

原材料じゃがいも、植物油、粉末しょうゆ/調味料(アミノ酸等)、香料、カラメル色素、酸化防止剤
商品ラベルの例

タール色素(梅干し・紅しょうがなど)

用途使われている商品
・食品の色をあざやかにし、退色しにくくする
・微量で均一に着色できる
・コストがかからない
菓子パン、ゼリー、お菓子類、かき氷シロップ、
たくあん、紅しょうが、漬け物 など
幅広い食品

食品だけでなく化粧品や入浴剤などにも使われるタール色素は、じつは石油製品が原料に使われている着色料です。

福神漬けや和菓子など、市販の食品には赤や黄、青などといった色鮮やかな商品が数多くありますが、それらは自然の色ではなくタール色素で色付けされています。

タール色素は非常に分解されにくい化学物質で、発がん性やホルモン・免疫システムに悪影響を及ぼしたり、胎児へのリスクの心配があるので、極力避けるようにしましょう。

最近は健康思考の方が増えたこともあり、タール色素ではなく植物などから抽出した天然着色料の商品も多くなりました。タール色素が使われていないか、原材料は必ずチェックしてくださいね。○色○号の表示は要注意ですよ!

原材料だいこん(徳島県産)/酒精、調味料(アミノ酸等)、着色料(黄色4号)、酸味料
商品ラベルの例

次亜硫酸ナトリウム(かんぴょう・冷凍えびなど)

用途使われている商品
・見た目を美しくする漂白剤として
・味や風味が落ちるのを防ぐ
・雑菌を消毒する
ドライフルーツ、かんぴょう、煮豆、
コンビニ弁当、レトルト食品、エビ、カニ など

スーパーなどで売られている冷凍エビは輸入されているものが多いのですが、真っ白くてきれいで、とてもおいしそうに見えますよね。

じつは漂白剤次亜硫酸ナトリウムを使用しているからなのです。次亜硫酸ナトリウムは強い漂白力を持つ一方、人体に及ぼす影響としてビタミンB1欠乏症になる可能性があります。
からだからビタミンB1が不足すると、胃腸の粘膜に影響し下痢になったり、成長不順につながるともいわれています。

他にも次亜硫酸塩でアレルギーを起こし、頭痛や胃痛を感じることもあるそうですよ。とくにワインによく使われている添加物なので、ワイン好きな方はラベルに「酸化防止剤(亜硫酸塩)」がないか、チェックしてみてくださいね。

原材料パイナップル、レーズン、金柑、パパイヤ、ココナッツ、砂糖/漂白剤(亜硫酸塩)、着色料(黄色4号)
商品ラベルの例

食品添加物はそもそも食品ではない

食品添加物は食べ物だから食品だと思われている方もいると思いますが、じつは食品ではありません。食品はそのまま飲食、または調理などをして食べられます。

食品添加物は通常そのまま食べられることはなく、食品を日持ちさせたり見栄えをよくするなど、加工するために使われるものです。

添加物=悪ではない

添加物といえば戦後に次々と登場し、「化学物質で作られた健康に悪いもの」というイメージを持たれる方が多いですが、全部が全部悪いものだ!ということはありません。

先ほどご紹介したにがり(塩化マグネシウム)は豆腐を固める必需品で、約1000年以上も昔に中国から伝わり、今もなお使われている添加物です。

現在の私たちの生活に、食品添加物は切っても切れないほど強く結びついています。ただ、からだによいものも悪いものも、食べる量によって良し悪しは決まります。

いくらからだに良いビタミンだからといって、摂りすぎるのは逆に良くありませんよね。どんな食品も、一日の適度な摂取量を自分で把握しておくことが大切なのです。
そして健康リスクがあるものは、少しでも摂らないように気をつけることが大切なのです。

まとめ

いかがでしたか。今回は私たちの食生活には当たり前の存在である食品添加物、その中でも食べても大丈夫なものと、極力避けるべきものについてお話しました。

食べてもよい添加物避けるべき添加物
ビタミンC、E(酸化防止剤)
酸化マグネシウム(豆腐用凝固剤)
乳酸カルシウム(栄養強化剤)
クエン酸(酸味料)
亜硝酸ナトリウム(発色剤)
アミノ酸(調味料)
タール色素(着色料)
次亜硫酸ナトリウム(漂白剤)

添加物でも自然や天然のものが使用されているものも数多くあり、安全に問題がないと研究もされています。
その一方、化学物質で作られた、人体に影響を与えるものや長期間・大量に摂り続けると健康に害を及ぼすものも少なからずあるのが現状です。

どれが良くてどれが悪いのか、添加物をしっかりと把握し、原材料を必ずチェックして買い物をすると食生活はかなり改善されるかと思います。

ぜひ今日ご紹介した添加物を意識していただき、お買い物の時の参考にしてみてください。

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