これからの季節さらに紫外線が強まり、日焼けをするのが心配な方も多いはず。私はオーストラリアで約2年間農場で働き、カンカン照りの太陽の下で働いていたので、たくさんの紫外線を浴び続けていました。
特にオーストラリアは、大気圏のオゾン層が薄くなっているため日本よりも紫外線が5倍も強く、世界で最も紫外線による皮膚がんの発症率が高いと言われています。
一般的な日本人よりも大量に長時間、強烈な紫外線を浴び続けた私が日本に帰国後、皮膚を健康に保つためにトマトジュースを毎日飲む習慣を付けました。なぜそのような対策を取ったのかを、今回はご紹介していきます。
トマトに含まれるリコピンが肌に良い理由とは
美容業界でトマトは「食べる美容液」と呼ばれていることをご存知ですか。その大きな理由がトマトには「リコピン」が多く含まれているから。
リコピンとは体内の活性酸素を消去する優れた抗酸化作用を持った成分で、効果はなんとβカロテンの2倍以上、ビタミンEの100倍以上と言われています。
他にもコラーゲンの増加を促す効果もあり、美肌や美白、シミ対策まで期待されています。老化やシミ・シワなどの肌荒れ、生活習慣病や動脈硬化、がんなどの原因になるのが体内にある活性酸素ですが、リコピンはそれらを消去する作用が強く健康に良い影響をもたらしてくれるのです。
トマトジュースがもたらす効果とは
リコピンの効能の素晴らしさを知った私は、さっそくトマトを毎日食べ始めましたが、リコピン摂取量の目安は1日15〜20mgでトマト丸ごと2つ分必要です。
幸いトマトは大好きなので食べ続けるのは苦ではありませんでしたが、しばらく経つと飽きてしまいもっと手軽に摂取できる方法はないかと考え、代わりにトマトジュースを飲み始めました。
トマトジュースだと150〜200mlで1日の摂取量をカバーできるので、毎日欠かさずに飲む習慣をつけました。トマトには、年齢と共に減少するコラーゲンの生成に欠かせない栄養素であるビタミンCが多く含まれているので、飲みながら美肌へと近づけられます。
他にもリコピンには代謝を上げる効果がありカロリーを消化しやすくなるので、ダイエットにも最適です。また、水溶性食物繊維が豊富なのでお通じが良くなる、むくみが解消される、血流も良くなるなどまさに良いことだらけなのです。
トマトジュースの摂り方
このトマトに含まれるリコピンは熱に溶ける特性があり、温めることでトマトの細胞壁が壊れ、さらに吸収率がアップすると言われています。冷蔵庫で冷やしたものをそのまま飲むより、1度レンジで温めてから飲む方がより効果が上がります。
他にもリコピンは油に溶けやすい性質があり、油と一緒に摂ると吸収率がグンと上がります。トマトと相性が抜群で良質な油であるオリーブオイルを加えてトマトスープとして飲むと、効果抜群で便秘解消にもなります。
トマトジュースを選ぶ時の注意点
では数あるトマトジュースの中で一体どれを選べば良いかと言うと、なるべく余分な成分が入ってない物を選んでください。ジュースによっては飲みやすくするために添加物や塩分などが入っている物もあります。そのような物を継続的に飲み続けるとかえって健康を害してしまいます。
私が様々な会社や原材料、口コミなど色々と調べた結果これだと思い、継続して飲んでいるのは伊藤園から出ている「理想のトマト」。こちらのトマトジュースは砂糖・食塩が無添加で、100%トマトが使用されています。またリコピンも高濃度で味も程良い甘さでとても飲みやすく、継続しやすいです。毎日飲むのでやはり身体に良い物を選びたいですね。
朝それとも夜?いつ飲むのが効果的か
私は毎晩お風呂に入る前にコップ1杯のトマトジュースを飲んでいたのですが、実はリコピンを効率良く摂れるのは朝食時だそうです。朝飲むことによって日中も血中濃度が高い状態を保つことができ、紫外線から発生する活性酸素が除去されると言われています。
ただダイエット目的であれば、成長ホルモンが活発に働くゴールデンタイムと言われる22時から深夜2時までを狙って、就寝前に飲む方が良いでしょう。ゴールデンタイムの間にリコピンの作用で脂肪燃焼が促進され、痩せ体質に改善されるそうです。
まとめ
いかがでしたか。今回はトマトに含まれるリコピンがどれだけ身体に良い影響をもたらすのか。そしてそのリコピンを体内に摂取するのに最も効果的な方法は何なのかをお伝えしました。
生でそのままのトマトを食べるよりも加工品、特にトマトジュースを温めて飲んだり、トマトスープにオリーブオイルを加えて飲む方が効果抜群ですので、さっそく毎日の習慣に加えてみてください。
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